「加賀ロリプロジェクト」のイメージキャラクターとなっている「溶ちゃま」ですが、その外見はロリータファッションに身を包んだ、なんとも可愛らしくデザインされています。
歴史上に実際に存在した人物の、溶姫をモチーフとしてイメージキャラクターに認定されました。
溶ちゃまが見ろ包んでいるファッションスタイルは、まさにロリータスタイルで、お人形のような可愛らしさを感じることができますね!
そもそも、ロリータファッションは日本発祥のサブカルチャーですが、ヨーロッパからきたルーツのロリータファッションの種類があるというのです。
確かに日本で生まれたファッション性ではあるのですが、ヨーロッパからきたルーツのロリータファッションの種類は、中世ヨーロッパのロココ調ファッション風のロリータ「クラシカルロリータ(クラロリ)」と呼ばれています。
中世ヨーロッパ時代のロココ調とは一体何なのでしょうか?
ロココ調とは18世紀のフランスの宮殿内に取り入れられた様式の一つです。
その特徴として、ロココ調の家具は、優雅な曲線や貝のような質感で優雅で繊細さが最も特徴的な魅力です。
まさにお城の中の家具といって思い浮かべる方も多いような様式で、一度本場のフランスの宮殿の中に入ると、きらびやかな洞窟のようかに感じられるような、とにかく白や金、赤を基調としたインテリアや内装デザインのことを指します。
そのような、ロココ調をベースにしたロリータファッションの「クラロリ」ですが、実際にどのようなファッション性なのでしょうか?
「クラロリ」が表現するイメージとしては、一般的なロリータファッション、または甘ロリのような雰囲気とは違っており、比較的落ち着いているロリータスタイルに分類されます。
頭に付けるカチューシャやリボンの装飾品は控えめで、レースも控えめなデザイン、あるいはレース無しであったりもします。また、スカートの丈も膝上よりもっと長い膝下のものが多く、あまり横に広がっていないデザインのものが人気です。
色の基調も、白やピンクといった淡い色よりも、茶色や黒、ワイン色といった大人な色のデザインが好まれ、非常に品で溢れたお嬢様といった感じでしょうか。そのような雰囲気をだすロリータスタイルが「クラロリ」と呼ばれます。
どことなく、中世に戻ったかのようなデザイン性で落ち着いた雰囲気を感じさせます。
国によって好まれるロリータスタイルがあるということが興味深く、歴史的なバックグラウンドを感じさせてくれるので、一つロリータといってもそれぞれの種類を一つずつ見ていくと、それらの背景にある歴史的な一面も知ることができるので、勉強にもなりますね!